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Q. 問題の本質は?(2011年現在)

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A. 問題の本質は何かを考えた(2011/9/9現在)。

※個別具体的な指摘は避け、今の日本全体における問題の本質を指摘する。従って「結局どうすればいいの?」は別途考える必要がある。

無用な対立が、問題解決を先送りしている。

 世の中には放射能が「怖い」人と「怖くない」人の対立以外に、大多数の「高みの見物・無関心」な人がいる。

 「怖い」人と「怖くない」人は、互いに攻撃的になったり、無視したり、馬鹿にしたり、嘲笑したり、無用な対立をしている。これはあたかも後述する「分割して統治せよ」の通り、本質から目をそらさせたり、無関心な人をより無関心にさせてしまう。そして、今すぐやらなければいけないことがおろそかになっていく。

 両者が冷静な対話をすれば、何が問題で、どんな回避策や解決策があるか、といった共通認識を持つことができる。無関心な人にも関心を持ってもらうことができれば、なお建設的な「空気」がうまれる。そうすれば、その「空気」を政府やマスコミも無視できなくなる。現在の無用な対立は、政府の思う壺である。

 「分割して統治せよ」

 これはローマ帝国が蛮族を統治する際に用いた方法です。相手を分裂させ相互に対立するように仕向ければ相手を弱体化させることができ、支配が容易になるからです。

 大局的に同じ目的を持つもの同士が対立することは、敵に利するだけでなく、様々な形の「資源(人的資源、情報資源、開発資源、他)」の浪費につながり、結果として組織の弱体化に繋がります。

 分断策の代表的な手法に「偽情報の流布」、「対立を煽動する者を送り込むこと」、「対立を生む事件を起こすこと」があります。

 それらへの対策ですが、「偽情報の流布」に関しては、如何にそれらしい情報であろうとも情報の確かさを検証する姿勢を持つことでかなり防ぐことができます。「情報の質」というものに留意し、惑わされて疑心暗鬼に陥らないことが肝要です。

 「対立を煽動する者を送り込むこと」への対応の基本は、組織の一人一人が「同じ目的を持つものが対立することの不毛さ」、「大局的な目標に向かって一致団結することの有効性」を認識することです。それに対立を煽動している人自体が、煽動された「無自覚な協力者」の可能性もあります。

 「対立を生む事件を起こすこと」に関しては、事件への対処に最善を尽くし、責任の擦り合いに関しては、これを諌め、可能な限り速やかに問題の解決を図ることです。解決に当たっては「事件のために対立感情を持つことが一番の損失」ということを認識し、必要以上に反目しないことが求められます。

出典:分断策への対策 (一部編集)

私たちは、放射線の危険性を正しく認識できていない。

 一般の人が放射線の危険性に無知であるばかりでなく、専門家(科学者・医学者)もまた無知である。

  • 理由1:一般人にとっても、専門家にとっても、広島原爆・チェルノブイリ原発事故・他の例において、
    • 原子力推進側に都合の悪いデータが隠蔽されている
    • そもそも調査が不足していて、十分なデータがない(調査資金が足りない etc.)
    • データがあったとしても、安全側・危険側でそれぞれ都合の良い解釈が付けられている

    ため、放射線の危険性を「正しく」認識できない。

  • 理由2:世界の国々の中でも特に原発を推進してきた日本政府にとっては、国民が放射線の危険性を知るだけでなく、関心を持つこと自体が不都合である。そのため私たち国民の大多数は、放射線の危険性に対して今まで無知であった。
  • 理由3:専門家は危険性を正しく認識していると思いきや、そもそも人類が放射線の危険性を解明しきれていない。例えば、
    • 広島に原爆が落とされたのは1945年、DNAが遺伝物質であることが決定的になったのは1952年、DNAの二重らせん構造が提唱されたのは1953年だった。つまり、1945年当時、放射線の影響を調査しようにも、遺伝子を傷つける仕組みすら分かっていなかった。
    • 放射性ヨウ素や放射性セシウムが、体内でどの部位に蓄積するかは分かっているが、未だにすべての放射性核種(元素)について判明しているわけではない。
    • ヒトゲノム(人間の遺伝情報)の解読が完了したのは2000年である。遺伝子と放射線感受性の研究は始まったばかりである。

 以下、理由3の補足。

 (放射線の遺伝的障害について)我々は実際には何も知らないと同然なのである。我々の知っていることはほとんどが、特に高線量の放射線を照射されたマウスとショウジョウバエに対する動物実験の結果である。しかし、遺伝についての実験結果は、ある動物の種から他の種へとは性格に移しかえることはできない。特に、動物から人間へはなおさらである。1972年のBEIR報告は、「マウスにおける実験データを深く信頼し過ぎて、マウスでは発見し難い影響を見逃すことがあり得る」と指摘している。

出典:Amazon.co.jp: 人間と環境への低レベル放射能の脅威―福島原発放射能汚染を考えるために: ラルフ・グロイブ, アーネスト・スターングラス, 肥田 舜太郎, 竹野内真理: 本 p.75


出典:児玉龍彦氏 福島原発事故放射線量と人ゲノムと使命感 – YouTube



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