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Q. 被曝の影響は遺伝するのか?

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※ここでは遺伝に限らず、妊婦・不妊・生殖関連の情報を掲載する。

A. 放射線によって生殖細胞のDNAが傷つけられる(突然変異する)と、それが次の世代へと受け継がれる。ただしどの程度被曝すれば、そうなるのかは調査(他の要因との区別)が難しく、よく分かっていない。

 チェルノブイリ原発事故(1986年)当時にウクライナで生まれた女の子が、25年経った今、母親になっている。彼女たちが出産すると、奇形や病気を抱えた子どもが生まれている。被曝の影響が遺伝したのか、胎児が直接被曝したのかは区別がつかないが、子どもの病気になる率が年々上がり続けている。

追記 2011-08-13

(先天性障害について)セシウム137が15Ci/km2(555kBq/m2)以上の汚染地域での増加が大きく,なかでも,新しい突然変異が大きく寄与する障害(多指症,四肢欠損,複合障害)が増加している.ただし,新しい突然変異のうち,ダウン症といったトリソミーの増加は認められていない.

出典:ベラルーシでの遺伝的影響
参考:チェルノブイリ事故による遺伝影響についての長期的研究(PDF)

 上記の論文で、セシウム137が137~555kBq/m2の汚染地域でも先天性障害が増加している。ただ、放射線の影響とは結論づけられていない。

 2011/7/27 2011/8/30に文部科学省が発表した「土壌汚染マップ」から引用する。たとえば飯舘村には600kBq/m2以上、福島市や郡山市には100kBq/m2以上の汚染地域がある。
航空機モニタリングの結果(セシウム137の蓄積量)2011/08/02時点に減衰補正
出典:文部科学省及び茨城県による航空機モニタリングの測定結果について(PDF)

 なお、より詳細な情報については、2011年6~7月に公表された(2011/8/30に結果が修正された)下記のマップを参照してほしい。
参考:文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成結果を踏まえた航空機モニタリング結果(土壌濃度マップ)の改訂について(PDF)
参考:文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果 | 文部科学省

追記 2011-08-13

 妊婦がレントゲン検査で被曝した場合の危険性について調べた。ちなみにレントゲンによる被曝は外部被曝のみで、内部被曝はしない。

 単純撮影では胸部X線検査での胎児被曝線量は0.01mGy以下で、腰椎、骨盤部ではそれぞれ1.7、1.1mGyです。CTでは骨盤部が線量が最も多く25mGyです。

  • <奇形> 小頭症が発生するしきい値は100~200mGyです。
  • <精神遅延> しきい値は120mGyとされ、100mGy以下ではIQの低下は臨床的には認められていません。
  • <ガン> 器官形成期から胎児期全般の期間で起こりそのしきい値は50mGy以上です。
  • <遺伝的影響> 国際科学委員会(UNCER、2000)では1,000~1,500mGyと推測しています。

 全妊娠期間を通じ、母親の職業被曝による胎児の最大許容線量は5mSv 、また月間被曝量では0.5mSvを超えてはならないと国立評議会(NCRP)の勧告があります。

出典:産科医療のこれから: 放射線被曝と先天異常

 核疫学の世界的権威の英国人医師アリス・スチュワート博士によれば、妊娠中に診断用X線に暴露された女性は、子宮に放射線を暴露されなかった子供に比べて、白血病の発症が2倍の可能性があった。妊娠初期期間中に1回のエックス線暴露幼児は、暴露されなかった幼児より12倍の白血病になるようである。

出典:放射線惨事へのホリスティクアプローチと何をするか。(3): フィトアロマ研究所 オーガニック&希少精油販売

 ジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究で、レントゲン検査で医療被爆を経験した女性は、レントゲン未経験の同年齢の女性に比べると、ダウン症児が生まれる確率が七倍も高いことが明らかになっている。この報告の正確さはこれ以外の研究によっても裏付けられている。

出典:医者が患者をだますとき

追記 2011-08-14

 妊娠中に原爆で被曝(胎内被曝)した場合の影響は次の通りである。

  • 線量が0.005 Gy(5mSv)未満と推定された胎内被爆者:1,068人中9人(0.8%)に重度の知的障害
  • 線量が0.005 Gy(5mSv)以上と推定された胎内被爆者:476人中21人(4.4%)に重度の知的障害

出典:胎内被爆者の身体的・精神的発育と成長 – 放射線影響研究所

 これは原爆が爆発した瞬間の外部被曝による影響が大きい。今回の福島原発事故では外部被曝だけでなく、低線量長期被曝の影響が懸念されている。

追記 2011-08-16

俺がこれから子供を作るのだとしたら、貞操帯?みたいな鉛のパンツはいて生活したい気分だ。軽量でしなやかな鉛パンツ、下着メーカー開発しないかな(笑) これからは男性不妊も増えると思われる。内部被曝での男性不妊も。造精機能低下、精子の運動能低下、精子奇形率上昇。
@7N4WCU
チャーリー吉川

常に新しく膨大な数の精子が作られる精巣と異なり、女児は生まれたときから卵子の元になる細胞を持ち、将来の排卵を待つ。それだけ長期間、卵巣は被曝の影響を受ける。すなわち女性のほうが不妊、遺伝子異常のリスクが高い。
@7N4WCU
チャーリー吉川

追記 2011-08-31

【遺伝子損傷】電離性放射線は遺伝子を損傷する。この損傷遺伝子は数世代に渡って残るであろう。汚染地帯では染色体異常が沢山観察された。チェルノブイリの遺伝子に与えた影響は放射線強が広島や長崎の数1,000倍以上であったのでこれを多量にあびた第一世代への影響が大きかった。
@olivenews
The daily olive news

ECRR2010年勧告 http://t.co/QP8OXBW ICRPモデルとの比較はここに記されています。お読みください。和訳版です。
@olivenews
The daily olive news



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