これが現実

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Q. 汚染土壌の除染方法は?

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A. NPO法人 木野環境が「放射能除染・回復プロジェクト」を立ち上げ、福島県で除染の方法を模索されている。そして、その結果を「放射能除染マニュアル」として公開されている。
出典:NPO法人 木野環境 → 新着情報
参考:放射能と暮らす(2)洗濯のり使い自宅除染 : 医療大全 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

 以下、同マニュアルから抜粋した。

 福島の子供たちは、一刻も早く避難すべき状況にある。一部の子供たちは家族とともに自主的に避難している。しかし、まだ多くの子供たちが福島で不安を感じながら暮らしており、一刻も早く放射能除染を行なうべきである。「避難」と「除染」という 2 つの方法は、互いに矛盾するものではない。子供たちの健康と生命を放射能の脅威から守るという最も重要で基本的な立場に立つならば、「避難」と「除染」は相互補完的なものである。ところが、国や福島県は、避難させないことを目的に“除染”を呼びかけているかのようにみえる。もしそうだとしたら、国や県の姿勢は、守るべき根本価値を見誤った本末転倒な態度である。

 政府や自治体を頼りにして除染してくれることを待っていても被曝状態が続くだけである。子供たちの被曝を避けるためには、市民自らが除染を実施していく必要に迫られている。そこで私たちは市民が実施できる「放射能除染マニュアル(第2版)」を作成した。そこでは、福島県が実施しようとしている除染方法ついて、とくに「圧力洗浄機」を使用することの問題点を強く指摘した

(1)当初降り注いだセシウムが雨など水に溶けてその場所から流れだし、新たなマイクロ・ホットスポットを形成し、側溝、下水、田畑、河川、海へ流れていく。
(2)土壌や屋根やアスファルトにへばり付いて、水をかけたくらいではその場から離れない。土壌中のセシウムは時間が経過してもほとんど変化していないし、圧力洗浄を実施してもそれほどは除去できない。

 (放射線量の)測定場所についてはメッシュ主義ではなく「経験と勘」で、「高そうな場所」を見つけて測定する。高そうな場所とは、以下の写真でしめすような ①物置屋根の下の雨垂れの跡 ②雨樋下の土 ③駐車場は端の雑草や土砂 ④土砂が堆積している側溝 ⑤道路端に堆積している落葉や土砂 ⑥大きな樹木の下の雑草や土壌 ⑦遊園地の滑り台、ブランコ、鉄棒の下 などなどである。

 除染方法の基本は、剥がし液(PVA)、アルファ澱粉によって、①固い表面を有す物については膜を形成して剥がす、②土のような柔らかい表面を有する物については固めてから剥がす、という2種類である。

 通常の作業着や市販されている防護服でγ線を遮蔽することはできない。そのため、除染作業に参加し、かつ外部被曝量をゼロにすることはできない。その点について、除染参加者は十分認識しておく必要がある。

 除染作業中に内部被曝を防ぐことは、極めて重要である。なぜなら、放射性セシウを体内に取り込んでしまうと、心臓、脳、筋肉などに分配され、細胞が至近距離で放射線被曝するからである。内部被曝に関してはここまでなら安全であるとする「しきい値」は存在しない。

追記 2011-08-19


出典:6/13住民自身の手で放射性物質を取り除く試みが始動しました – YouTube

追記 2011-08-21

 2011/8/12 東京大学の児玉龍彦教授の会見(締めの言葉)から引用する。

 様々な技術と、これから生み出されるであろう日本の研究者の総力を挙げた研究によって、必ずや日本で子どもと妊婦に安心な国土を取り戻すことができると思っている。ぜひ皆さんも、それから政府も、国会も、経団連も、労働組合も、マスコミの方も力を合わせて、日本の国土をもう一度美しくして、誇りある日本を作り上げる作業に参加していただきたいと思う。

出典:現行制度では子供や妊婦を被曝から守ることができない注目の児玉龍彦東京大学教授が記者会見 – プレスクラブ – ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局

追記 2011-08-23

 2011/8/5 東京大学の児玉龍彦教授の対談より引用する。除染時の内部被曝について、注意喚起されている。
「まてないみせ」除染時に内部被曝をさけるために


出典:Ustream.tv: ユーザー gendai_biz: 児玉龍彦(東大先端研教授)×津田大介(ジャーナリスト), Recorded on 2011/08/05. 政治

追記 2011-08-29

 放射能汚染は除染で解決できるという楽観論があるようなので、早川由紀夫先生の発言より引用する。

都市は除染できるだろう。やろうと思えば1/3と言わず、1/10くらいまでできるだろう。しかし田舎はできない。都市でも、緑の空間はできない。緑の空間がないところで子どもを育てられない。子どもがいなければそのコミュニティは持続しない。ほら、詰んだ。
@HayakawaYukio
早川由紀夫

 チェルノブイリ原発事故の結果から、セシウムは土壌中で1年間に約1cmずつ深く浸透していくと言われている(水田のように土壌をかき混ぜた場合は、さらに深くまで汚染される)。福島県内の小中学校の校庭で表面5cmをはぎ取り、放射能汚染の大部分を除去できたのはこのためである。従って、都市のアスファルト・コンクリート・校庭で除染することができても、都市の緑地帯や山間部では除染が実質不可能である。

皆、除染に過度な期待を抱き過ぎ。街中の木や草を全て取り除く必要有、田舎はできない。RT @: 都市は除染できるだろう。やろうと思えば1/3と言わず、1/10くらいまでできるだろう。都市でも、緑の空間はできない。緑の空間がないところで子どもを育てられない。
@nnishio_tag
にしお のぶあき

雨のたびに土石流が発生して、平野(つまりは都市)を襲います。RT @: どんなことになるかお聞きしたいですが、可能でしょうか? いや限界があるではない。できない。やったらもっとひどいことがまってる。RT : ・・・山の除染・・・
@HayakawaYukio
早川由紀夫



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