これが現実

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はじめに(趣旨)

趣旨

 原発事故と放射能汚染は極めて深刻である。しかし深刻だと認識している人が少ない。とにかく今起きている現実を直視してほしい。

 まずは現実に目を向けるきっかけとなれるよう、原発や放射能について一問一答形式で書くことにした。より正確な情報や詳細については、文中のキーワードを元にWebを検索して調べていただきたい。

 文責:宮川 学(mail: info at genjitsu.jp ←atは@に変換)

経緯

 3.11の地震・津波・原発の災害で、自分の考えや想定がいかに甘いものだったかを思い知らされた。

 地震と津波については自然災害であり、歴史を紐解けば「ありうる話」であった。原発事故と放射能汚染についても自然災害ではないが、今までの日本人が選択してきた結果だとすれば、これも「ありうる話」であった。原発を安全だと喧伝し、事故への備えを怠ってきた政府・電力会社・マスコミと、自分も含めそれを鵜呑みし、危険性を顧みることのなかった国民と、無関係な日本人は一人もいない。

 「ありうる話」でも自分の甘さを感じたが、輪をかけて僕が「ありえない」と自分の甘さを痛感させられたのは、次の点である。国民の生命と財産を守る気が全くない政府や地方自治体の姿を見せつけられたこと、同時に結果的にそれを受け入れている国民がいることである。極端に言えば、国がランダムに国民を選んで殺しているのに、残りの国民はそれを傍観しているだけである。

 政府や地方自治体は「ただちに健康への影響はない」を馬鹿の一つ覚えで繰り返したり、原発事故と放射能汚染をできるだけ小さく見せようとし、本当のことは隠してきた。一方、国民は口では「政府は信じられない」と言いながら、放射能汚染について「別に大丈夫なんじゃない?」と根拠なく信じていたり、汚染の危険性や健康被害を口にする人に対して「デマを流すな」と切り捨てたりする。たとえば両者とも「風評被害」を避けようとする点で一致している。本当は被ばくという「実害」があったとしても、だ。

 僕にはまるで日本人が日本という国を自滅させようとしているように見える。自業自得ならそれも結構だが、子や孫、さらにその先の世代、そして同じ地球に住む世界の人々や生物までその地獄に巻き込もうとするのは許せない。

 自分に何ができるのか考え続けているが、いまだに答えが見つからない。でも悩んでいても仕方がないので、まずは「みんなお願いだから、目を覚まして。現実を見て」と言うしかないと思い至った。 2011-06-26 記

お願い

 なるべく簡潔にするために大雑把に書いたり、抽象的に書いている場合がある。間違いはないようにしているが、僕の誤解や間違い、誤解を招くような表現があれば、コメントで指摘していただけるとありがたい。2011-07-05 記

いつでも原点に戻れるように公言した

私がいまやっているのは「私が現実を正しく認識すること。結果としてそれを広く知らせること」。ただいま29歳。ちっぽけな存在だけど、放射能汚染と放射線障害の認識や理解に、自分の命と生涯をかけることをここに記す。2011年9月5日
@genjitsujp
genjitsu.jp

 放射能汚染と放射線障害については、調べれば調べるほど、分からないことが増えていく。しかも素人には難しい話ばかり。まずは自分が理解しなければ、噛みくだいて人に伝えることもできない。

 また、危険性を知らせることに焦ってはいけない。間違った説明は無用の混乱を生むばかり。まずは「現実を正しく認識すること」に集中する。僕が認識や理解を積み重ね、それを整理していけば、結果的に正しい認識を広く知らせることにつながると期待して。


2 Comments

  1. 十数年前だかに「自己中」という言葉が流行りましたね。自分勝手でありながら、日本人は単独では積極的な行動をすることに躊躇し、他の人を見ながら付和雷同している特性があります。日本の多くの小学生、中学生、あるいは高校生の時代に自分が住んでいる町や家族についてしっかりコメントできない。それは成人してもそのまま。流行や扇動的な情報に踊らされ易く、自分の信条を持てない人が大多数。それは戦後の教育の結果でしょう。学校ばかりでなく家庭でも。そして何よりもテレビから垂れ流される情報。政治経済の中枢にいるほとんどの人間は信用に値しない「自己中人間」ばかり。かつては名誉ある役割であったはずだけど、今は”糞まみれ”。自分が糞まみれだから、目の前の糞の山を見ても平然としていられるわけ。感性が鈍いどころか、感性を失っているから、かつては「山紫水明」と賞賛された日本の現実に鈍感になりすぎているのでしょうね。

  2. 初めまして。
    昨年3月10日午後の便で日本を発ち、カリフォルニアに戻ると間もなく大変なニュースが流れ始め、その後の原発事故。居ても立ってもいられない気分で、アメリカで流れる情報を流すことから始めたほとんどまともに寝ていられなかった日々を思い出しました。
    ご努力に感謝します!

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